ニセコ町の森林は総面積の67%と豊かな森林資源に恵まれていますが、林業・木材加工従事者が少なく、計画的な森林整備・素材生産が十分とはいえない、私有林においては地主不在や所有者不明土地により放置されている森林があるなどの状況から、ニーズがあるにもかかわらず地域資源の域内調達・活用率が著しく低い状況にあります。
そこで、ニセコ町は2021年8月に長期的な森林の将来像を見据え、森林づくりの基本理念と方向性を示す「ニセコ町森林ビジョン」を策定しました。
これらの課題に対して、役場林務を補完・代行する第3者機関として経済的に後回しにされている森林にも向き合い、ニセコ町森林ビジョンの牽引・調整役も担うなど、ソリューションを生み出す主体としてニセコ雪森考舎が誕生しました。
域内経済・資源循環の向上に向け「新しいカタチの森林管理」、「ニセコ町産木材の流通」、「森林空間を活用した観光サービス」の3つの事業の柱として、地域の様々な事業者と連携しながら、森と経済と暮らしをつなぎ持続可能な地域づくりをしていくとともにニセコ町の魅力・価値を高めていきます。